高齢者とうつ病

医師を志す方々の中には高齢者のうつ病と向き合わなければいけない仕事を任される人もいるかもしれません。

高齢者のうつ病の発症というのは人生での大きな出来事や慢性的なストレスが大きなきっかけとなるケースが多くみられます。高齢者になると配偶者や身近なひとの死、子孫の独立、身体の疾患、体の衰えなど大きいものから小さいものの様々な喪失感というものを体験しています。とくに配偶者や身近な人の病気や死というのは大きな喪失感を伴い心を閉じ込めてしまうという傾向があります。また年齢を重ねるごとに知能や身体的機能が低下し、慢性疾患が多くなり、食事や排せつなど日常生活にも支障をきたすようになってきます。家族や周囲の方からの介護を受けなくてはならなくなるとそれにたいして遠慮や罪悪感などが生じてきてしまい、自分は迷惑なのではないか、などと負担に感じてしまうようです。また、老化に伴い、頑固さなどが強まることがあり、介護を受けることに自尊心を傷つけられて孤独感を強めてしまいます。半年以内に配偶者や身近な人の死を経験した方、また重大な身体的疾患を経験した方、慢性疾患を患っているというかたはなどは要注意しなければなりません。高齢者のうつ病は特徴があります。抑うつにより身体的な症状を訴えやすくなり、病院にかかる機会が多くなるという傾向があります。しかしうつ病の典型的な症状を示している人は少なく、見落としてしまうことが多くあるようです。また認知症との識別が難しい場合が多いです。記憶力の訴えを聞いて最初に疑われるのは認知症ですが実はうつ病だったというケースも少なくありません。脳血管障害や身体疾患に対する薬剤からうつ病が引き起こされるなんてこともあります。うつ病と身体疾患の合併例が多くあるので高齢者はこのようにうつ病の症状が多様です。診断は若い患者よりも難しいです。なので医師はたくさんの可能性を考慮しながら診断するということが重要になってきます。

現在、医師求人を探している方々は、うつ病に向き合いながら仕事を行うものもあることを覚えておいて損はないと思います。

こうした情報を取り入れていき、どんな医師になりたいのかを考えてみるとよいかもしれません。

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