離島で従業する非常勤医師

 医師の中にはアルバイトやスポット勤務といった雇用形態で、過疎地域、離島に赴く人もいます。目的は様々ですが、一番多いのは社会貢献のためでしょう。もちろん常勤職への就職前後や留学前後といった空き時間に、稼ぐことを目的に応募する人もいます。いずれにしても都市部の常勤医が突然離島で従業すると、様々なトラブルに見舞われます。関心のある医師はできる限り情報を蓄えた上で応募するのが賢明でしょう。

 離島で医師が求められる場合、医療機関は総合医(プライマリケア医師)を欲しています。ですから着任した医師は、自分の専門外の症例であったり、島の医療施設では治療不可能だったりすれば、患者に本土の病院を紹介することになります。身体の弱った患者が海を渡って病院に通うのは大変なので、医師としての的確な判断が求められるのです。離島の住民の多くは中高齢者であり、健康問題が生じている人も少なくありません。ですからあまり知られていないのですが、「離島の求人案件」は医師転職斡旋サイトに頻繁に掲載されています。これらの案件の競争率は高くないので、希望すれば高い確率で採用されます。候補となる離島はたくさんあるので、積極的な医師はそれらを比較検討して応募先を決定しています。例えば長崎県だけでも、有人島は50以上あります。

 離島の案件は応募してくれる医師の数が少ないこともあり、条件は他の案件と比較しても有利であることがほとんどです。離島に居ながら年収が数千万円であることも珍しくありません。それだけ離島における医師の需要が高いのです。条件の細部は転職斡旋サイトのエージェントと医療機関との交渉で決定されます。